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精子検査は、治療方針を決定する上で極めて重要です。一般的な精子検査(精子濃度、運動率、頭部形態など)では、精子の詳しい情報を得ることができません。当院では、精子DNA鎖の微細な損傷、頭部空胞、細胞膜正常性など、受精や胚発生に関わる重要な機能を詳細に把握することができる『精密検査』を行います。
検査は自費となりますが、不妊治療の保険適応には回数制限がありますので、治療前に精子詳細情報を得た上で方針を決定された方が効率的です。
精子老化の原因とは精子の妊孕性は予測可能なのか?
近年では「卵子の質の低下」、わかりやすく言えば「卵子の老化」が注目され、なかなか妊娠できなくて「不妊」となりますと、その原因は「女性側の問題」であるという概念が未だに定着しています。一般的に年齢を重ねていくことにより卵子…
精子を選ぶ基準は何?
本来、精子と卵子が自然に出会って精子が自分の力で卵子の中に入って受精していくためには、「先体反応」と言われる一連の生理学的なプロセスが起きることが必須です。この先体反応のプロセスをバイパスする技術が顕微授精になります。つ…
精子異常は治せるの?
不妊の約半数は男性側に原因がある男性不妊ですが、その約90%を占めているのは「精子異常(精子形成障害)」です。精子異常は精子数の減少や運動率の低下といった通常の顕微鏡で観察して見た目だけでわかる場合もありますが、多くは通…
DNA損傷精子である場合の顕微授精と発達障害の関係性
卵子凍結保存の課題
2016年2月、独身時代に自分の卵子(未受精卵)を凍結保存しておいた看護師が、その後 凍結卵子を使って妊娠、出産したことが話題になりました。卵子凍結保存を行う医療機関も次第に増える傾向になり、結果として独身女性の卵子凍結…
不妊治療を協力的でない旦那様│どうすれば必要性を伝え…
非協力的で起こる問題 2022年4月から不妊治療が保険化されました。しかし、保険診療で治療できる回数に女性の年齢制限があります。つまり、自費診療(保険適応外)で治療を継続しなくてはならない場合もでてきます。その経済的・精…
精子の凍結保存(精子凍結)のメリットやデメリット│子…
精子凍結保存とは 精子凍結保存とは、精子の備蓄を目的として、マイナス196℃の液体窒素タンク内に保存することをいいます。不妊治療の一環として、精子備蓄の必要性が認められた場合に凍結保存するケースがほとんどです。 精子凍結…