初診時の精液検査の費用と流れ

黒田IMR初診時の精液検査の費用と流れ

黒田IMRにしかない強み・独自性の根拠・黒田IMRが選ばれる理由
(他院との違い:Point1~4)

【院長メッセージ】

日々の診療において、患者様ご夫婦から頂戴する身に余るお言葉に心から深く感謝し、最善を尽くすべく努力を重ねております。皆様のお言葉からは、私の約40年の『精子研究実績』に基づいた『一貫した技術力』と『仕事への強い信念や熱意、責任感』をもった『ブレない実践』に信頼を委ねてくださり、自身のお子様の誕生に向けてお任せくださっていると受け止めさせて頂いております。

Point 1【精液検査の価値】
精子の「質」に関する「正確な」情報の「多さ」 

【不妊治療】黒田IMRと他のクリニックの違い

黒田IMRの精子検査では、分子生物学的な手法で『一般精液検査で検知できない隠れ精子異常を「多面的に」解析できるので、精子妊孕性を「正確に」見極められる!

① 精液検査の内容が「8項目と多岐」にわたり、 また検査の「精度が高い」
  → 多様な隠れ異常を検知できるので、精子の質(妊孕性)を正確に把握できる 
② 完全な「個別」空間で「リラックス」して「ゆっくり」採精できる(1時間を確保)
 → 採精直後の精液から精子検査を開始できるので、持ち込み(保存状態)に伴う搬送条件の影響がない
   (注意:院内採精が困難な方は、予約時に ご相談ください)

他院

① 一般精液検査「WHO診断基準」と、販売されている簡易式 「DFI キット」による検査
  → 隠れ異常を検知できないので、精子の質(妊孕性)を正確に把握できない
② 持ち込みが多い
  → 持ち込み(保存状態)に伴う搬送条件により、精子の状態に悪影響が及ぶリスクがある

一般精液検査で良好精子と判断された運動精子の中に隠れ潜む異常が明らかに!隠れ異常精子の写真を見てみましょう!

精子DNA断片化陽性・隠れ異常精子
(切断片の顆粒状拡散、連続保証なし)
頭部細胞膜異常・隠れ異常精子(色)
頭部空胞・隠れ異常精子
先体異常・隠れ異常精子(色)

Point2【院長自らが対応する一貫した高度な技術の価値】
「完全オーダーメイド不妊治療」を提供するために、院長が最初から最後まで「一貫」して対応

【不妊治療】黒田IMRと他のクリニックの違い

黒田IMRでは、診療や処置のみならず、「精子検査」から「カウンセリング」「細胞のハンドリング」まで「一貫」して院長が技術対応できるからこそ、治療の「最適化」ができる!

① 院長が精子検査の結果を踏まえ、その方の精子のタイプに 「最適かつ安全な個別化」した治療指針を具体化できる
② 精子側から適正な治療」の方向性を明確化できる
治療を「効率化」できる

他院

① 技師らによる「分担化」により、治療の効率化ではなく、業務の「効率化」が図られている
② その方の精子のタイプに合った個別化された治療ではなく、画一的な治療が提供されるリスクがある
治療内容が「適正でない」リスクがある

Point3【院長個別カウンセリングの価値】
1時間に及ぶ、院長直々の面談で「意見交換」

【不妊治療】黒田IMRと他のクリニックの違い

黒田IMRでは、完全個室で院長と「3人だけ」で、「納得がいくまで」質疑応答できる!

完全な「個別」空間で、周囲への気遣いなく、院長とご夫婦の「3人だけ」で、
1時間にも及ぶ「個別」カウンセリングができるので、「率直な意見交換をすることが可能

他院

常に周囲の目を気にしなければならない環境にあり、
② また主治医との面談に1時間という長い時間を確保して、じっくり質疑応答することは不可能

Point4【完全な個別導線の確保】
来院時から退出に至るまで完全個別空間で、誰にも会わない「ストレスフリー」の不妊治療

【不妊治療】黒田IMRと他のクリニックの違い

黒田IMRは、プライバシーに配慮した院内設計で「2人だけ」の世界!

来院時から退出に至るまで、完全なプライバシーが確保される導線になっている
誰にも会わずに各ルームへ移動可能

他院

待合室で混雑している
→ 誰にも会わないということは不可能

精液検査の流れの詳細(Step1~4)

流れ作業ではない、院長による「一貫診療」はカウンセリングから

Step 1. 院長直々の1時間に及ぶ『個別カウンセリングから始まります

初診時には、ご夫婦と院長の3人だけ完全個室において1時間に及ぶカウンセリング・面談をします。

充実したカウンセリングを効率的に実施するために、治療歴がございます場合には、可能な範囲で
 ① 手持ち資料の整理
 ② 治療経過に関する簡単なレポートの作成
 ③ 質問事項の整理など

書面にてお願いして、ご持参いただいております。

Step1のポイント

  1. ご夫婦の不妊の背景や経緯を詳細に伺い、ご夫婦の質問に丁寧に回答し、これまでの問題点を明確にして対策案を具体化させます。

    【問診内容】主に以下のようなことをお伺いします(ご記憶にある範囲で結構です)。
    ・結婚歴、既往歴、治療歴、出産歴、月経周期、基礎体温表の確認
    ・タイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精の治療回数
    ・排卵誘発法
    ・採卵回数、受精率、胚移植率、着床率、妊娠率、流産率
    ・精子の状態
    ・これまでの担当医師から説明された「治療と結果についての見解」について
    ・ご夫婦の「治療に対する思い、ビジョン」について
    ・その他

  2. 黒田IMRの「最初に精子精密検査を実施する意義」「治療理念」「技術革新した新しい不妊治療の意義」について詳細にご説明し、『黒田IMRの真価』を共有します。

  3. 不妊治療には、学術的な観点だけでは割り切れない「心の問題」を整理する時間も必要な場合がありますので、黒田IMRでは ご夫婦が心を一つにして不妊治療に向かっていただくためにも、初診時の十分な時間をとったカウンセリングを大切にしています。

    ご夫婦側と主治医側(私)の双方がしっかりと情報共有できることにより、双方が納得、理解を深めた上で治療を開始することが可能になります。

「完全な個別導線」で、最初から最後まで誰にも会わない「リラックス」採精

Step2. 院内の採精ルームで『採精』していただきます

院長との1時間に及ぶカウンセリング・面談の後、院内の採精ルームでマスターベーションにより滅菌ボックスに採取していただきます(初診時の禁欲期間は3~5日程度を考慮してください)。

採精後に時間が経過することや搬送条件(保存状態)が悪いことにより、精子の状態を正確に評価できない場合がありますので、黒田IMRでは基本的には持ち込みを許可しておりません。但し、院内採精が困難な方は、予約時に ご相談ください。

採精において最も重要なことは、時間的に焦らず、周囲の視線を気にしないでリラックスして採精できることです。黒田IMRでは他の患者様と顔を合わせることがないように「完全個別対応のシステム」を構築していますので、ご安心して受診ください。

採精が終了されましたら、お帰りいただきます。院長がご夫婦に検査結果をご報告する日程は、別日(初診日から1週間以降)に設定させていただきます。

Step2のポイント

  1. 精子学の研究者であり臨床家である院長自らが、精液から精子の分離精製を行い、精子の状態を分子生物学的に高精度解析します。具体的には「精子DNA・先体・細胞膜・頭部空胞・ミトコンドリア」等の「頭部・中片部・尾部の機能や内部構造を含む形態」を詳細に調べて、隠れ精子異常の種類(このような異常があるタイプのか?)と程度(その異常が軽症なのか、重篤なのか?)を正確に把握します

    その結果から、「精液の中から隠れ異常のない、安心して治療に用いることができる安全な運動精子が選別、回収できる比率」を算出し、正確な精子妊孕性(妊娠させられる精子の実力)を見極めます

    その上で、これまでの治療歴も踏まえ、研究者と医師の両側面の視点から総合的に判断して、その方の精子のタイプに『最適かつ安全な個別化男性不妊の治療戦略を組み立てます。ここに『黒田IMRの真価』があります。

  2. 現行の治療現場では「楕円頭部の運動精子=良好精子」という認識にありますので、一般精液検査(WHO基準)では、通常の顕微鏡(位相差顕微鏡)で主に「精子数」「運動率」「形態」を観察しますが、隠れ精子異常までは検知できないという大きな問題点があります。

    隠れ精子異常があると男性不妊治療は難航し、また生まれてくる子供へのリスクにも繋がる可能性がありますので、事前に隠れ精子異常の有無を把握しておくことが極めて重要であり、必要不可欠になります。

    ➡️【隠れ異常精子の詳細は、【精子の間違った認識】の項をクリックください

精子の「質」に関する「科学的根拠」に基づいた詳細説明と、その後の「適正な治療法」への指導

Step3. 院長直々の1時間に及ぶ、精子精密検査の結果を踏まえた『今後の方針に関する個別カウンセリングがあります

再度、ご夫婦と院長の3人で完全個室において1時間に及ぶカウンセリングをします。そこでは、たくさんの精子の写真を開示して精子の「質」に関する「科学的根拠に基づいた詳細情報」を丁寧に説明し、「問題点および対策案」を明確にします。

その上で、その後の方向性について、つまり 精子精密検査の結果を反映した、その方の精子のタイプに最も相応しい「安全な受精法プラン」と「最適な治療方針」を具体化させます。

同時に、この時に、ご夫婦のオーダーメイド治療に要する費用の概算をお伝えします(詳細は後述)。

Step3のポイント

最も重要なポイントは、院長の専門が精子学であることもあり、
 ① 高精度に精子を『検査する技術のみならず
 高度に精子を『選別できる技術
 顕微授精を回避できる『高度化した体外受精:人工卵管法の技術
を持っていることです。

その結果として、安心して治療に用いることができる「安全な精子の数と質の確保」ができてから採卵を提案することが可能になりますので、精子側から「治療の安全性と有効性」を向上させられる「効率的な治療戦略・上手な妊活」になります。ここに『精子側の技術に特化した黒田IMRの男性不妊治療の真価』があります。

「完全オーダーメイド不妊治療」を「黒田メソッド:一貫性ある技術力」で提供

Step4. ご夫婦で『今後の治療について話し合う時間を確保していただきます

精子精密検査の詳細結果に基づいた『安全戦略・個別化男性不妊治療プラン』をお伝えした後に、黒田IMRにおける治療を「希望されるか否か」についての回答は、その場ではなく、いったん持ち帰っていただいております。なぜならば、ご夫婦がじっくり話し合う時間を確保していただくことにより、今後の治療に対するご夫婦の意思を改めて確認し合うことができ、お互いの意識を共有することが可能になるからです。その上で ご夫婦の見解がまとまりましたら、後日電話をいただき、今後の方向性やご夫婦の意向を伺っております

ご夫婦と私の3人の気持ちが一つになりましてから、黒田IMRの「完全オーダメイド不妊治療」を「黒田メソッド:一貫性ある技術力」でご提供しております

精液検査の費用について

● 黒田IMRでは、以下に列挙した9項目の精子精密検査の内、1~8項目までがセットになります。

この8項目の検査をセットで受けていただくことにより、その方の「精子のタイプの全体像を把握する」ことが可能になり、そこで初めて その方の「精子妊孕性を正確に見極める」ことができますので、「その後の安全で最適な治療指針の具体化」に繋がります。

8項目内の幾つかを中途半端に検査していただいても、適正な治療法を見出すことはできませんので、結局 8項目を改めて検査し直すことになり、時間的にも費用面においても非効率的です。8項目をセットで検査する意義をご理解いただき、ご了承ください。

【黒田IMRにおける具体的な検査項目】

  1. 頭部の外部形状 および 尾部の形態検査
  2. 頭部の内部構造・空胞の検出検査
  3. 頭部の膨潤試験
  4. 頭部の先体の構造・局在検査 および 先体の機能検査
  5. 精子DNA断片化・DNA損傷の検出検査
  6. 頭部の細胞膜損傷の検出検査
  7. 凍結保存における精子耐凍能力検査
  8. 中片部ミトコンドリアの形態・局在検査 および 代謝・機能検査
  9. 精子結合抗体検査

● 8項目の精子精密検査の費用は、保険適応外・自費 165,000円 (150,000+消費税15,000円) になります。

この初診時の費用の中には、以下 ①~③ の全工程が含まれています。すなわち、院長の『一連の技術料』のみならず、最も重要になります「その後の展望」を踏まえた、院長の『個別カウンセリング 2時間の費用』も含まれています。

院長自らが全行程を行う「8項目の分子生物学的な手法による精子検査」の一連の技術料(試薬代、消耗品代を含む)
院長直々1時間に及ぶ「初診個別カウンセリング」の費用
③ 精密検査の結果報告を踏まえた「今後の治療指針」に関する、 院長直々1時間に及ぶ「個別カウンセリング」の費用

● 8項目の検査結果によっては、9項目の精子結合抗体検査を実施する必要がある場合もあります。その際には、別途 保険適応外・自費 66,000円 (60,000+消費税6,000円) かかります。

治療の総額について

不妊治療の総額費用は、患者様お一人おひとりの不妊の状態(以下参照ください)、また治療内容によって大きく異なりますので、一律で「いくら」とお答えすることはできません。

これは、当院の治療が画一的なものではなく、お二人にとって最も効果的で安全な治療に必要な最適な技術のみを院長が取捨選択して組み合わせる「完全に個別化したオーダーメイド治療」であるためです。

一連の黒田メソッドによる特殊技術のご提供においては、保険診療で規制されている枠内(一律同じ、画一的な治療法)ではご対応できませんことをご了承ください。

※ 総額費用が変動する主な要因は、以下の通りです。
 ・精子の質的な異常の種類と重篤性
 ・女性の年齢(40代)
 ・当院受診前の治療歴(排卵誘発法の内容、採卵回数)
 ・当院治療開始の全段階として卵巣機能の改善治療が必要な場合

患者様の声

黒田IMRで治療した患者様30代
A様 東京都在住/35歳男性

「1匹運動精子が1匹いれば、妊娠できます」の言葉を信じて、夫婦で20回以上も顕微授精を繰り返しました。なかなか胚移植になりません。数回は胚移植になりましたが、着床しません。運よく1回だけ妊娠しましたが、7週で流産になりました。約4年が過ぎ、妻は42歳になり、心も体もギリギリのところです。その時、黒田先生のコラムに出会い、ホームページに辿り着きました。「これだ!」と思いました。早速予約して、精子精密検査をうけました。治療結果にならない大きな原因は「精子の質の悪さ」でした。これまでかけてきた時間と労力、治療費は何だったのでしょうか。「もっと早く検査に来ていれば・・・」と悔やまれます。

黒田IMRで治療した患者様40代
R様 新潟県在住/41歳男性

知人の紹介で黒田IMRを受診しました。精子検査の結果、「隠れ異常精子率が高い」こと、とくに出生児にハイリスクとなる「軽度なDNA損傷率」が極めて高いことが判明しました。黒田先生からは、事前に科学的根拠に基づいた確率から言えば、黒田メソッドによる治療をしても難航する可能性があり、また授かる可能性も低いであろうことを聞かされました。私たち夫婦は悩みましたが、せっかく黒田先生とのご縁ができたこと、また真摯に厳しい見解を伝えてくださったことに感謝と信頼をもって、夫婦の最後の思いを託しました。思いは叶い、女の子が授かり、家族が増えて幸せです。