黒田IMRは
です
精子側の技術に特化した黒田IMRの技術についてご理解いただけますと幸いです
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精子検査は、治療方針を決定する上で極めて重要です。一般的な精子検査(精子濃度、運動率、頭部形態など)では、精子の詳しい情報を得ることができません。当院では、精子DNA鎖の微細な損傷、頭部空胞、細胞膜正常性など、受精や胚発生に関わる重要な機能を詳細に把握することができる『精密検査』を行います。
検査は自費となりますが、不妊治療の保険適応には回数制限がありますので、治療前に精子詳細情報を得た上で方針を決定された方が効率的です。
日本産科婦人科学会雑誌 Vol 61,No.6, N-189, 2009
4.不妊症一般精液検査は精液や精子の量的性状を示しているだけであり、必ずしも精子の質的性状(受精能力)を直接反映するものではないことに留意する
実は、10年程前から欧米では、顕微授精により出生した児の先天異常率が自然妊娠に比べて有意に高いことを報告しています(図参照)。日本においても2011年には、生殖補助医療による出生児に関する大規模調査から、顕微授精・胚盤胞培養・胚盤胞凍結保存の人工操作を加えるほど出生児体重が増加することを報告しています。これは、ゲノムインプリンティング異常(遺伝子の働きを調節する仕組みに異常が出る病態)による胎児過剰発育である可能性が指摘されています。
先天異常を専門とする医師や研究者らも度々に顕微授精や胚盤胞培養のリスクを危惧する研究成果を報告していますが、この極めて重要な問題点に対する認知度が決して高くならないまま今日に至っているのが日本の現況です。