初診手続きと流れ

黒田IMR初診手続きについて

STEP 1
STEP 1

当院ホームページのフォーマットから
初診申込書を印刷してください。

メールでのお申し込み・お問い合わせは、誠に申し訳ございませんが、受け付けておりません。
当院では、院長がカウンセリングから治療まで対応しており、患者様へご提供する診療の質を担保するため、大変お手数ではございますが、FAXでの初診のご予約をお願いしております。

STEP 2
STEP 2

初診申込書に必要事項をご記入いただき、
クリニックにファックス送信してください。

FAX番号 03-3555-5651

但し、土曜日に関しましては大変混み合っておりますので、
数ヶ月先の予約枠まで埋まっております。

STEP 3
STEP 3

初診申込書をいただきましたら、
黒田IMRからご指定の電話番号に
ご連絡申し上げます。

注意事項

  • 自宅にファックスがない場合はコンビニ等の公共機関を介して送信ください。
  • 治療歴がございます場合には、受診時までに手持ち資料の整理、ならびに自身で治療に関する簡単なレポート作成をお願いします。
注意事項 注意事項

初診時の流れ

STEP 1

初診時はご夫婦と院長と
3人の約1時間に及ぶカウンセリング・面談をします。

院長は、ご夫婦から背景や経緯を詳しく伺う一方で、黒田IMRの治療理念をわかり易くご説明します。ご夫婦が心を一つにして不妊治療に向かっていただく為にも、この1時間の初回面談は極めて重要な時間になります。

これまでの面談において痛感したことは、長い治療歴を持つご夫婦でも男性側、とくに精子に関する知識と情報量が極めて少ないことです。
受診された大半のご夫婦は、
「精子の状態が悪くて、精子数も少ないから顕微授精をしましょう」
「顕微授精ならば1匹でも精子がいれば妊娠可能です」
「顕微授精は安全です」という内容で説明されています。

そのように説明されてきたご夫婦に、
「精子の状態が悪い方に顕微授精を適応することは危険であり、顕微授精は精子の状態が悪い方には不向きの治療なのです」という、現行の不妊治療に対する考え方から脱却していただく内容を論理的にかつ徹底的に解説します。

具体的には、ARTにおいて
「なぜ精子の精密検査が必要かつ重要なのか」、
「なぜ精子の選別と品質管理が不可欠なのか」
「出生児の健常性向上のために精子の状態を正確に把握することがいかに必須なのか」ということを認識していただくのです。

特に、長い治療歴を持つご夫婦こそ、時間をかけなくてはなりません。

STEP 2

ご主人様に採精いただき、精子機能の精密検査をします。

黒田IMRでは初診時に、院長との1時間に及ぶカウンセリング・面談の後、院長の専門である臨床精子学の立場から、最初の検査として女性側からではなく、男性側の精子機能(精子品質)を高精度に解析することを目的とした精密検査を行っていただきます。

具体的には、高品質精子(DNA非損傷運動精子であるとともに他の精子機能も正常である運動精子)が射精精液中からどのくらい選別・回収できるのかを見極めて、正確な精子の状態(男性不妊の病態)を評価します。

その上で時間的、身体的に負担が大きい女性側の不妊検査をどの程度(どの項目を)実施する必要があるのかを見極めます。すなわち、精子機能解析の結果次第では、女性側の検査を全て施行する必要がなくなります

一般的には、不妊外来を受診すると女性側には多項目の不妊検査を行います。一方、男性側は一般精液検査(射精精液の精子濃度、運動率、頭部形態等を顕微鏡観察)を、奥様の検査中に適宜施行する場合がほとんどです。

しかし、院長の経験から、いままで精子には全く問題がないと言われてきた方や長年顕微授精を繰り返して治療されてきた方に精子機能の精密検査を行い精子の品質を評価した結果、顕微授精は不向きである場合や治療を諦めていただかねばならない場合が明らかになったことも多いのも事実です。だからこそ、色々な意味で負担が大きい女性側の不妊検査を行う前に、男性側の精子機能の精密検査から始めることが効率的であり必要なのです。

また採卵は外科的手術になりますのでリスクもあり、費用も高額です。一方、採精は特殊な場合を除き比較的容易で安価です。さらに、精子は少ないと言っても数百万匹が得られる場合が大半ですので、一部を用いて統計的に全体を類推する抜取り検査が可能になります。

その意味でも最初に「高度な技術による精子選別」および「精密検査による精子機能の評価」を徹底して、精子側の準備(精子数の確保と質の保証)ができてから採卵を提案する黒田メソッドが、ARTにおける現実的な安全対策になると考えます。

STEP 3

精子機能の結果を反映した安全な受精法プランを立て、
再度ご夫婦と院長と
3人の約1時間に及ぶカウンセリング・面談をします。

黒田メソッドによる黒田IMRの不妊治療では、出生児の健常性向上の為に限りなく自然妊娠に近づけるように、人為的な医療技術の介入を極力減らすことが基本方針です。

院長が臨床精子学を専攻していることもあり、最も重要なポイントは、精子関連技術の高度化により、できるだけ顕微授精を回避し得ることです。

具体的には、卵巣機能を考慮した排卵誘発法を最適化すること、得られた卵子と精子の状況(質)から顕微授精に向いているタイプの精子なのか(顕微授精に安心しても用いることができる正常な機能を保持した高品質な精子なのか)、それとも逆に、顕微授精に不向きな禁忌なタイプの精子なのか(DNA損傷を始めとする機能異常率が高く品質が低い精子なのか)を見極めて総合的に考えてご夫婦に最適な治療プランを立てることです。

これがART安全性戦略「黒田メソッドによる真のオーダーメイド不妊治療」なのです。

STEP 4

黒田メソッドによる治療プランに関して
ご夫婦でじっくり話し合って考えていただく
時間を確保します。

詳細な治療プランや、会員規約(個人情報保護方針・会員費 等)、治療にかかる費用について丁寧にお伝えさせていただいた後に、ご夫婦でお話しいただくお時間を必ず確保させていただいております。
中には「今すぐにでも先生の下で治療をしていただきたいです」と仰るご夫婦もおられますが、治療に対する夫婦の意思確認は重要ですので、あえてご夫婦でじっくり話し合って考えていただく時間をもっていただきます。
この時間は「黒田メソッド」としても大切にしている待ち時間なのです。

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